魚介類は離乳食に使いやすい白身魚から、アレルギーを起こしやすい青背魚、食感に弾力のあるタコやイカなどさまざまです。離乳食に使用できる魚介類をチェックしてみましょう。
食品名 | 初期 | 中期 | 後期 | 完了期 |
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タラ |
× | × | ○ | ○ |
タラは使いやすい白身魚ですが、まれにアレルギーを起こす事があるので後期から与えるようにしましょう。塩味が付いている場合は湯通しで塩抜きを。 | ||||
銀ダラ |
× | × | △ | △ |
銀ダラは脂がのっていて大人に人気の魚ですが、赤ちゃんには脂肪分が多く、離乳食には使わないほうが無難です。タラと名前が付いていますが、タラとはまったく異なる魚です。取り分けで与える場合は少量で。 | ||||
タイ・カレイ・ヒラメ |
○ | ○ | ○ | ○ |
タイ・カレイ・ヒラメは離乳食で使う白身魚の定番です。低脂肪であっさりしているので、初期からすり潰して与えられます。 | ||||
サバ |
× | × | △ | ○ |
サバは特にアレルギーを起こしやすいので、与えるとしても後期以降となります。新鮮なものにしっかり火を通して慎重に与えましょう。 | ||||
アジ・イワシ・サンマ |
× | × | ○ | ○ |
アジやイワシ、サンマなどの青背魚はアレルギーの心配があるので、新鮮なものをしっかり加熱して、赤ちゃんの様子を見ながら慎重に与えましょう。 | ||||
シャケ |
× | ○ | ○ | ○ |
シャケは離乳食に使いやすい魚の1つです。味付けされているものも多いため、離乳食には塩味のついてない生シャケを使うようにしましょう。 | ||||
マグロ・カツオ |
× | ○ | ○ | ○ |
マグロやカツオはお刺身などから取り分けで使うことができます。新鮮なものをよく加熱してから与えましょう。身近な魚ですが赤身魚は中期からに。 | ||||
メカジキ |
× | ○ | ○ | ○ |
メカジキは脳や神経の発達に欠かせないDHAを含んだ高タンパク・低脂肪な食材です。よくほぐして食べやすい形状にしましょう。 | ||||
サワラ |
△ | ○ | ○ | ○ |
サワラはDHAやEPAが豊富な癖のない白身魚です。身が柔らかいので離乳食初期から少しずつ与えることができます。 | ||||
ブリ |
× | × | ○ | ○ |
ブリにはDHAやEPAが豊富に含まれています。脂ののったブリは大人には美味しいのですが、離乳食では茹でるなどして脂肪を落としてから与えましょう。 | ||||
ワカサギ |
× | × | △ | △ |
ワカサギは大人にとってはまるごと食べられる魚ですが、赤ちゃんには小骨が多く食べにくい魚なので、離乳食には不向きです。 | ||||
カキ |
× | △ | ○ | ○ |
カキは海のミルクと言われるほど栄養たっぷりの食材です。新鮮なものを選び、しっかり加熱して上手に活用しましょう。 | ||||
ホタテ |
× | △ | ○ | ○ |
ホタテは柔らかく消化吸収もよいため、離乳食に使いやすい食材です。タンパク源として上手に活用しましょう。 | ||||
アサリ・シジミ |
× | × | ○ | ○ |
アサリやシジミは栄養が豊富ですが、加熱すると固くなり、弾力が出てしまうため、後期から与えるようにしましょう。だしを取ったスープのメニューには最適です。 | ||||
カニ |
× | × | △ | ○ |
カニはアレルギーの心配があるので、よく加熱して赤ちゃんの様子を見ながら慎重に与えます。カニ缶は塩分や添加物を含むので、使う場合は少量にしましょう。 | ||||
エビ |
× | × | △ | ○ |
エビは加熱すると固くなるため、刻むか、すり潰して与えましょう。アレルギーの心配があるので、よく加熱し、赤ちゃんの様子を見ながら慎重に与えましょう。 | ||||
甘エビ | × | × | ○ | ○ |
甘エビはお刺身のイメージがありますが、赤ちゃんに生で食べさせる事はできません。加熱してもやわらかいので後期から細かく刻んで与えられます。 | ||||
イカ・タコ |
× | × | △ | ○ |
イカやタコは弾力が強く赤ちゃんが食べるには向いていません。与える場合は柔らかく煮るか小さく刻んで食べやすくしましょう。 | ||||
刺身類(生食) |
× | × | × | × |
刺身には細菌や寄生虫の心配があるので、赤ちゃんに生魚は禁止です。必ず加熱してから与えましょう。 |