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離乳食レシピが盛り沢山!離乳食の基礎知識・調理法・進め方を学んで、成長に合わせた愛情いっぱいの離乳食を

離乳食で野菜類はいつから?離乳食の食材カタログ

 野菜類には離乳食に幅広く使える食材がたくさんあり、ビタミン摂取に欠かせません。しかし、肌がかぶれたり、刺激が強いものもあります。離乳食に使える野菜類をチェックしましょう。

<著者> マカロニ先生
 離乳食づくりの実体験をもとに、作りやすく、赤ちゃんが食べやすい離乳食を、栄養学の知識も織り交ぜながら、わかりやす解説していきます。


いつから食べさせてOK?
離乳食の食品カタログ(根菜)

食品名 初期 中期 後期 完了期
ニンジン
ニンジンにはビタミンが豊富に含まれており、調理しやすく甘みもあり、離乳食に適した食材です。
大根
大根は柔らかく煮たりすりおろしたりと、離乳食に使いやすい食材です。大根の先端は辛みがあるので避けましょう。
カブ
カブは茹でるとすごくやわらかくなるため、離乳食に最適な食材です。皮が固いので、厚めに剥きましょう。
ジャガイモ・サツマイモ
ジャガイモやサツマイモは離乳食のエネルギー源として、料理のバリエーションも豊富にあるので、使いやすい食材です。
さといも
×
さといもの柔らかい口当たりが赤ちゃんに好まれますが、口の周りがかぶれる事があるので注意しましょう。
やまいも
×
やまいもは加熱してから与えるようにしましょう。赤ちゃんは肌に触れるとかぶれる事があります。生のトロロは1歳を過ぎてから。
レンコン
レンコンはアクがあるのでアク抜きしましょう。かたいイメージがありますが、柔らかく煮てからすり潰して与えます。
ゴボウ
ゴボウはアクが強く繊維も多いため苦手な赤ちゃんもいます。柔らかく煮込んで与えれば便秘対策になります。


いつから食べさせてOK?
離乳食の食品カタログ(緑黄色野菜など)

食品名 初期 中期 後期 完了期
カボチャ
カボチャは潰しやすく甘みもあるため、赤ちゃんに好まれる離乳食に最適な食材です。
たまねぎ
たまねぎは加熱すると甘みが出るので、赤ちゃんに好まれる食材です。
ほうれん草
ほうれん草はビタミン・ミネラルが豊富な野菜です。初期のうちは柔らかい葉先を使用しましょう。
モロヘイヤ
モロヘイヤはビタミン・ミネラルが非常に多く、粘りもあるため、離乳食のとろみづけにも使えます。
トマト
トマトの皮は口の中に残りやすいため、離乳初期・中期は湯剥きして種を取り除いてから与えましょう。
キュウリ
キュウリは基本的に加熱してから使用します。生のまますりおろすと、独特の青臭さがあるため赤ちゃんに好かれません。
ピーマン
ピーマンは独特の香りと苦みがあるため、赤ちゃんの苦手な野菜です。ビタミン豊富ではありますが、嫌がるようであれば無理に使う必要はありません。
パプリカ
パプリカはピーマンの一種ですが、緑のピーマンに比べて、赤・黄ピーマンの方が甘くてやわらかいため、離乳食向きです。皮は固いので忘れずに剥きましょう。
ブロッコリー
ブロッコリーはビタミンが豊富な離乳食の定番食材です。初期の頃はやわかかい花部(つぼみ)を使いましょう。
カリフラワー
カリフラワーはビタミンCが豊富な野菜で。離乳食にも初期から使えます。アクがあるので茹でてから調理しましょう。
グリーンアスパラ
グリーンアスパラはビタミン・ミネラルが豊富な野菜ですが、鮮度が落ちると繊維質になり固くなります。皮が固い場合は剥いて使いましょう。
ナス
ナスはアクが強いので、水にさらしてアク抜きしてから使います。初期は皮を剥いて与えましょう。
レタス
レタスはシャキシャキとした食感が特徴の野菜ですが、離乳食には基本的に加熱して使用しましょう。特に離乳後期まではしっかり火を通して。
キャベツ
キャベツはビタミンCが豊富ですが、繊維質が強いため、裏ごしするか、細かく刻んで与えましょう。
オクラ
オクラは種を取ってから茹で、すり潰せば離乳初期から使用できます。刻んでたたくと粘りが出ます。
ズッキーニ
ズッキーニはクセがなく、煮るとやわらかくなるため離乳食に使いやすい食材です。後期からは皮がついていても食べられます。
冬瓜
冬瓜は煮るとトロトロにやわらかくなるため、離乳食に使いやすい食材です。皮を剥いて下茹でしましょう。
さやいんげん
さやいんげんはβカロテンなどビタミンが豊富な食材です。茹でる前に固い筋を取り除きましょう。
さやえんどう
さやえんどうはさやいんげんと同様、ビタミンが豊富な食材です。やわらかく茹でてから細かく刻み、中期から与えるようにしましょう。
スナップエンドウ
スナップエンドウはポリポリと食感のよい食材ですが、赤ちゃんには少し固く食べにくいので、細かく刻んで後期から与えましょう。
大根の葉・カブの葉
大根やカブの葉は捨てられがちですが、非常に栄養豊富です。やわらかく茹でてから水にさらして使いましょう。
ベビーリーフ
ベビーリーフは野菜の幼葉を集めたもので、サラダに人気です。離乳食では加熱調理して与えるようにしましょう。
おかひじき
× ×
おかひじきはビタミン・ミネラルが豊富で、シャキシャキとした食感が人気の野菜ですが、赤ちゃんには繊維質が強いため、後期以降に与えましょう。
パセリ
パセリは香りが強い香味野菜のため、無理に離乳食に使う必要はありません。与える場合は細かく刻んで彩りとして。
ニラ
ニラは繊維質が強く、独特の香りもあるため、細かく刻んで他の食材と混ぜたものを中期以降に与えましょう。
小ねぎ・わけぎ
小ねぎやわけぎは味や香りにくせが少ないため、初期から使うことができます。緑が鮮やかなので離乳食の彩りに。
ねぎ
ねぎは少しの量であれば初期からOKです。ねぎには辛みや香りが強いのですが、よく火を通すと甘みが出ます。
あしたば
あしたばには独特の香りがあり、苦みもあります。栄養価は高いもののクセがあるため、離乳食で無理に使う必要はありません。
セロリ
セロリは繊維質が多いので、初期の頃はミキサーなどでよく潰してから与えましょう。
もやし
もやしはビタミンCを多く含んでいます。芽と根をとって柔らかく煮てから与えましょう。
タケノコ
タケノコはえぐみがあるので、しっかりとアク抜きをしましょう。先端の柔らかい部分が赤ちゃん向きです。
大葉
大葉は薬味として少量与えるのであれば、離乳食初期から使っても問題ありません。
ハーブ類
× ×
ハーブは香りや刺激が強いので、離乳食に無理に使う必要はありません。
ニンニク
× ×
ニンニクは匂いに特徴があるので、積極的に使う食材ではありません。
ショウガ
× ×
ショウガは刺激が強いので、使う場合は少量に抑え、赤ちゃんの様子を見ながら与えましょう。
キノコ類
×
キノコは繊維が多く、赤ちゃんには消化があまりよくないので、与え過ぎには注意が必要です。繊維が多いので便秘対策にも。
ミックスベジタブル(冷凍)
ミックスベジタブルは少量ずつ使えるので離乳食作りには大変便利です。グリンピースなどは皮を取って使いましょう。


いつからOK?離乳食食品カタログ

肉類・肉加工品はいつから?
(鶏・牛・豚・ハム・ソーセージ・ベーコン…)
乳製品はいつから?
(牛乳・ヨーグルト・スキムミルク・チーズ…)
卵・卵加工品はいつから?
(卵黄・卵白・生卵・うずら卵・卵焼き…)
主食類はいつから?
(米・もち・パン・うどん・そば・パスタ…)
大豆製品・豆類はいつから?
(豆腐・納豆・おから・油揚げ・枝豆…)
野菜類はいつから?
(人参・大根・トマト・いも・ナス・きのこ…)
果物類はいつから?
(イチゴ・ミカン・メロン・キウイ・桃…)
魚介類はいつから?
(タラ・サバ・ブリ・カニ・エビ・イカ…)
魚加工品はいつから?
(干物・シラス・ツナ缶・鮭フレーク…)
海藻類・加工品はいつから?
(のり・昆布・わかめ・ひじき・寒天…)
加工食品はいつから?
(ジャム・漬け物・佃煮・ゼラチン・卵豆腐…)
調味料はいつから?
(砂糖・塩・醤油・味噌・酢・めんつゆ…)
ドリンク類はいつから?
(緑茶・ウーロン茶・ココア・ジュース…)

離乳食の進め方

離乳食の進め方とは(スケジュール)
離乳食の進め方(初期)5〜6ヶ月
離乳食の進め方(中期)7〜8ヶ月
離乳食の進め方(後期)9〜11ヶ月
離乳食の進め方(完了期)1歳〜1歳半


離乳食の作り方

離乳食の調理の基本
離乳食の作り方(初期・中期・後期)
上手なおかゆの作り方
離乳食のフリージング(冷凍)テクニック
電子レンジ活用テクニック